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    上絵付の教室ー初級ー  1999/12/10

上絵付けの経験としては、
以前陶芸の方の上級講座で小さなお皿を造ったことがあるのですが↓↓↓↓↓
本格的にやってみたくなり、今回この講座を受けることにしました。

初級カリキュラム 

1   飯椀に赤を入れる 
2   玉釉について    下絵のある小皿に玉釉を置く(乾山風)
3   京焼きについて   丸小皿絵付けのデザインを考え、小皿3枚に下絵付け
4   同上        上記の3枚に上絵付け
5   有田焼について   鍋島写し 磁器皿に下絵付け
6   同上        上記の皿に上絵付け
7   九谷焼について   本焼き白素地皿に骨描
8   同上        上記の皿に上絵付け
9   魯山人の器と金銀彩

上絵で使える

(私の教室の場合)


1 飯椀に赤を入れる 99/10/8


上絵の第1歩です。
上絵の具の知識、「にかわ」の使い方などを習い、
前もって先生が作っておいてくださった飯椀に練習として赤を入れました。
20数年前にこの教室ができて以来ず〜〜っと「足しては擦り」を続けてきた「大切な赤」だそうです。

常備土+電動ろくろ+鉄絵or呉須+酸化焼成+上絵


2 玉釉について・・・下絵のある小皿に玉釉を置く(乾山風)99/10/22


玉釉の置き方を習いました
前もって先生が下絵付けをしてくださった乾山ふうのお皿に「塗り絵」です。
あんまり自分の好みのものじゃないと いまいち気がのらないような・・・。

赤白土+たたら+白化粧+鉄絵+酸化焼成+上絵


3 京焼きについて・・丸小皿絵付けのデザインを考え、小皿3枚に下絵付け
4 上記の3枚に上絵付け           99/11/12 
      

いよいよ自分でデザインを考えました。
前もって素焼きまでできたお皿に鉄で下絵。
なんと、上記の乾山風の2枚のお皿と素焼きまで一緒に作ったものだそうですが
本焼きの窯が違ったため、素地の色が見事に違ってきてしまいました。

上絵付けは 玉釉をのせているときに出来上がりの色がわからないため、
その場で考えてもさっぱり判らなくなってしまいます。
前もってちゃんと色を考えておかないとバランスが難しいデス。

赤白土+たたら+白化粧+鉄絵+酸化焼成+上絵

 

 

5 有田焼について・・鍋島写し 磁器皿に下絵付け   99/12/10


用意していただいた磁器の素焼きのお皿(24センチ)に 
鍋島の絵をカーボン紙で写し、呉須で下絵付け。
ダミのやり方などをもう一度基本に戻って教えてもらいました。

次回は本焼き後上絵付け


6   鍋島風皿に上絵付け   2000年1月14日


本焼きが出来てきました。
さて、いよいよ 磁器皿に上絵付けです。
そのまえに「にかわ」できれいにお掃除。


まず、玉薬を置きました。
塗ると言うより、筆でポツンと玉薬を一滴落とし、
それを筆先で無理なく伸ばしていく・・・という感じで
まさしく「置く」という感覚です。
「乾く前に続きを置く」というところが段差を作らないコツでしょうか。

グレーのところが緑、オレンジに見えるところが黄色、
うっすらとピンクに見えるところは赤をうすく置きました。
その上に花びらを描いて差を付けようと言う魂胆です。


細い筆で赤の花びらを描き完成です。
さあ、完成待ち!


      完成!!!   2000年1月28日  


いかがでしょうか?

鍋島の写しなので(課題のため)、自分のオリジナルではないのですが
われながらなかなかきれいに出来たと喜んでおります。

次回は九谷風のお皿を作ります。